ままとーんの最新情報やスタッフの裏話をご紹介♪
<< 9月13日(火)プレママさん集まれ!の日 | main | 9月29日(木)ままとーん・カフェの日 予約受付中! >>
子どもたちと被災地へ(ままとーん日記244)

 夏休み。家族で東北の被災地を訪れました。子どもに被災地を見せてよいものか? と悩んだけれど、夫婦で話し合った結果、子どもたちには現実を肌で感じて、何ができるのか自分で考える力を持って欲しいね、と、子連れ東北行きを決めたのです。

 「壊滅」と報道された宮城県南三陸町に主人の大学時代の友人が暮らしていました。家族全員、幸いにして無事だったのですが母子は実家の関西に疎開。ダンナさんは町の職員のため、一人で残って復興に全ての力を注いでいると聞いていました。彼に連絡をとり、見舞いがてら三陸を訪ねたい旨伝えると、とても喜んでくれました。

テレビで何度も見た被災地と、現場とのギャップは、子どもたちの想像以上に大きかったようです。実際に目にした被災地の光景は、本当に想像を超えていました。海からはるか離れた住宅地に打ち上げられた漁船。鉄骨と化したコンビニ。住宅のかけら。くしゃくしゃにつぶれた車やひっくり返った家々に、子どもたちはそっと手を合わせていました。

 

 以前訪れた時は、電車が通っていた、ローカル線路の上を歩いてみました。トンネルの中は線路が続いていて、なぜか食器や服、テレビなど生活感あふれる物が沢山、散らばっていました。トンネルを抜けると…その先に線路はなく、線路どころか地面まで流されて谷間になっていました。みんな流されてしまったのです。ぽっかりとあいたトンネルの先を見たとき、涙が溢れてきました。自然の力はあまりにも大きく、強い。人間は本当に小さくて弱い。人間が長年かけ、一生懸命作り上げたものが皆、流されちゃったんだ。そう思うと、くやしくて、かなしくて、たまらない気持ちになりました。

「むなしい何ができるかわからない。」とつぶやく息子に、主人が「僕らが東北を楽しんで、お金をいっぱい使うことが復興支援になるんだよよ。」と言いました。すると子どもたちの顔がぱっと輝き「そうだ。いっぱいお買い物しようよ!」と。そうだ、自分たちに今、何ができるか考えよう。子どもたちの笑顔を見ていたら、救われたような気がしました。

さて8月の終わり、そんな南三陸町に、かの友人母子が戻ってきました。9月から現地の学校に戻ると宣言し、本当に戻ってきたのです!こんなに大変な状況なのに、平和な関西を離れて、津波の被災地に戻る決意。その土地への愛着って、何なのだろう?胸が熱くなります。

ふるさとという意識…!?子どもたちが産まれ、育った土地への愛着?「子どもたちにとって、この地がふるさとになるんだ。」「自分たちがふるさとを作るんだ。」という想い。私が、茨城に抱いている気持ちと同じ思いを、友人も持っているのかな。そして、子どもたちの笑顔に力をもらっているのかも…そう思いました。私は、そんなふうにここを守れるだろうか。震災を通じて人の思いに触れ、胸が熱くなる。子どもの笑顔を見ては、希望を抱く。そんな今日、この頃なのです。

NPO法人ままとーん代表理事 鷲田美加


常陽新聞2011.9/4掲載)

| マスコミ掲載記事 | 10:09 | - | - | pookmark |
CALENDAR
SMTWTFS
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
このページの先頭へ