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子どもたちと被災地へ(ままとーん日記244)

 夏休み。家族で東北の被災地を訪れました。子どもに被災地を見せてよいものか? と悩んだけれど、夫婦で話し合った結果、子どもたちには現実を肌で感じて、何ができるのか自分で考える力を持って欲しいね、と、子連れ東北行きを決めたのです。

 「壊滅」と報道された宮城県南三陸町に主人の大学時代の友人が暮らしていました。家族全員、幸いにして無事だったのですが母子は実家の関西に疎開。ダンナさんは町の職員のため、一人で残って復興に全ての力を注いでいると聞いていました。彼に連絡をとり、見舞いがてら三陸を訪ねたい旨伝えると、とても喜んでくれました。

テレビで何度も見た被災地と、現場とのギャップは、子どもたちの想像以上に大きかったようです。実際に目にした被災地の光景は、本当に想像を超えていました。海からはるか離れた住宅地に打ち上げられた漁船。鉄骨と化したコンビニ。住宅のかけら。くしゃくしゃにつぶれた車やひっくり返った家々に、子どもたちはそっと手を合わせていました。

 

 以前訪れた時は、電車が通っていた、ローカル線路の上を歩いてみました。トンネルの中は線路が続いていて、なぜか食器や服、テレビなど生活感あふれる物が沢山、散らばっていました。トンネルを抜けると…その先に線路はなく、線路どころか地面まで流されて谷間になっていました。みんな流されてしまったのです。ぽっかりとあいたトンネルの先を見たとき、涙が溢れてきました。自然の力はあまりにも大きく、強い。人間は本当に小さくて弱い。人間が長年かけ、一生懸命作り上げたものが皆、流されちゃったんだ。そう思うと、くやしくて、かなしくて、たまらない気持ちになりました。

「むなしい何ができるかわからない。」とつぶやく息子に、主人が「僕らが東北を楽しんで、お金をいっぱい使うことが復興支援になるんだよよ。」と言いました。すると子どもたちの顔がぱっと輝き「そうだ。いっぱいお買い物しようよ!」と。そうだ、自分たちに今、何ができるか考えよう。子どもたちの笑顔を見ていたら、救われたような気がしました。

さて8月の終わり、そんな南三陸町に、かの友人母子が戻ってきました。9月から現地の学校に戻ると宣言し、本当に戻ってきたのです!こんなに大変な状況なのに、平和な関西を離れて、津波の被災地に戻る決意。その土地への愛着って、何なのだろう?胸が熱くなります。

ふるさとという意識…!?子どもたちが産まれ、育った土地への愛着?「子どもたちにとって、この地がふるさとになるんだ。」「自分たちがふるさとを作るんだ。」という想い。私が、茨城に抱いている気持ちと同じ思いを、友人も持っているのかな。そして、子どもたちの笑顔に力をもらっているのかも…そう思いました。私は、そんなふうにここを守れるだろうか。震災を通じて人の思いに触れ、胸が熱くなる。子どもの笑顔を見ては、希望を抱く。そんな今日、この頃なのです。

NPO法人ままとーん代表理事 鷲田美加


常陽新聞2011.9/4掲載)

| マスコミ掲載記事 | 10:09 | - | - | pookmark |
ままとーん日記237(キャラ弁)

「お弁当には愛がいっぱい」

 この6月、ままとーんは13年目の新年度を迎えました。震災後の事象に、うつむきがちではありますが、こういう時こそ、子育てママたちのためにいつも通り活動しよう、と申し合わせて、相変わらずてんやわんや状態の毎日を送っています。

 今、育児情報誌『ままとーん♪11号』(幼稚園)の編集が佳境に入っています。最新号は、カラー印刷に初挑戦することになりました。カラー化されたら、読者は何が見たいでしょうか。編集部では幼稚園の制服と並び、お弁当という意見が多数。相談の結果、誌上で“キャラ弁”コンテストを行うことになりました。

 パパ「キャ、キャラベン?何それ???」
 娘「ソーセージを、なにかのカタチにしたり、ごはんの上にノリで絵をかいたりするの」
 パパ「ああ、お弁当の中身をキャラクターにすることか」
 我が家では、こんな会話が交わされていました。キャラクター弁当を略して、「キャラ弁」と呼ばれているのです。

 コンテストには、子育て中のママたちからたくさんの素晴らしい作品をご応募いただきました!ウサギやクマ、花などの基本編から、トトロ、アンパンマン、ポケモン、プリキュアなどの人気キャラクターまで。ほのぼのと温かい作品もあれば、キャラクターを精巧に再現した感動的な作品も。どのお弁当からも、伝わってきたのはママからの愛。子どもがお弁当箱のふたをあけたとき、食べる時「どんな顔をするかな、喜んでくれるかな」と、想い浮かべながら作ったのだろうな、と思います。

つくば市では、この度の震災で給食センターがお休みになり、私も1カ月間、子どもたちのためにお弁当を作りました。最初の1週間でレパートリーは尽きてしまい、その後は残り物を詰めるだけになってしまったのですが(反省)、それでも子どもたちは毎日、楽しみにしてくれていました。「ママ。きょうも、お弁当おいししかった〜」と報告してくれた時の笑顔を励みに、作り続けました。

お弁当と言えば、私の頭で真っ先に思い浮かぶのは、私が幼稚園の頃。母が作るおにぎりは小さな俵型で、中には、おかかとチーズが入っていたのです。一口食べたときの幸せな感覚は、今も忘れられません。ごはんの真ん中で、チーズがやわらかくなっていて、その絶妙な組み合わせがたまらないのです。夫には「おにぎりにチーズを入れるのは止めなさい」とよく言われますが(笑)、私にとっては、大切な“おふくろの味”なのです。

手づくり弁当は毎日食べても飽きません。なぜかな。手作りのお弁当には、愛が込められているからなのだと思います。母のおにぎりにも、私への愛がいっぱい込められていました。お弁当づくりが毎日続くと、プレッシャーがかかるかもしれません。でも、ジミ弁(地味な色合いのお弁当)でもいいじゃないですか。子どもたちには“愛情”が一番のごちそうなのだと思います。

NPO法人ままとーん 代表理事 鷲田美加(常陽新聞2011年6月5日掲載)

| マスコミ掲載記事 | 16:34 | - | - | pookmark |
今年の抱負

| マスコミ掲載記事 | 08:07 | - | - | pookmark |
1月1日「茨城新聞 新春トップ対談」
茨城新聞 1月1日発行の新春トップ対談で、
茨城県知事・橋本昌氏、茨城県経営者協会会長・関正夫氏、
NPO法人ままとーん代表理事・鷲田美加、茨城新聞・小田部社長が、
茨城県の産業や茨城空港、教育・子育て支援について
語り合いました。



| マスコミ掲載記事 | 10:40 | - | - | pookmark |
ランタンアート 寒くても美しく

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